はじめに
今回は、SEOの基本原則について考えてみたいと思います。
SEOについては、書籍も数多く出版されており、インターネット上にも数限りない記事や
サービスを見つけることができますので、今回の記事では、ありきたりの内容ではなく、
もっと本質的な内容について考えてみたいと思います。
そもそもSEOとは何か?
SEOとは、「Search Engine Optimizatio」の略で、
日本語では「検索エンジン最適化」という言葉になります。
要するに、SEOとは、検索エンジンの検索結果で、より上位に表示されるように、
自社サイトを最適化する作業、ということになります。
SEOには様々なツールや、有料のサービスがありますが、アウンコンサルティングによると、
2011年のSEO市場規模は220億円規模となり、2014年には290億円規模へと
成長すると予測されています。
多くの人にとって、様々なツールやサービスに投資してでも、SEOに注力したいと考えるのは、
検索エンジンで上位に表示されることが、事業の売上や成長を左右する重要な要素だと
考えているからに他なりません。
しかし、SEOの本質を理解せずに、やみくもにツールやサービスに投資をしても、
間違った方向でSEOを使い続けていると、どこかのタイミングで検索エンジンから嫌われ、
検索結果にまったく表示されなくなる…などということも起こりえます。
そこで、SEOを考える最初の出発地点として、まず検索エンジンの目的について
考えてみたいと思います。
検索エンジンの目的
検索エンジンは何のために存在しているのでしょうか?
その目的を紐解くために、日本国内の検索エンジンのシェアをおさらいしてみたいと思います。
日本国内の検索エンジンのシェアですが、一年ほど前に先ほどのアウンコンサルティングが
発表したレポートによると、Yahoo! JAPAN が50.4%、2位はGoogleで39.6%と
2大検索サービスで全体の9割近くにのぼることが報告されています。
しかし、トップのYahoo! JAPANですが、2010年に検索エンジン機能をGoogle社から
提供受けることを正式発表し、2012年現在では裏の仕組みはGoogleになってしまっています。
そのため、日本のSEOについては、9割の圧倒的なシェアを持つGoogleを理解し、
対策を練ることが最重要事項になっています。では、Googleの目的とは何か。
Googleの存在目的は実にシンプルです。同社のサイトには次のように説明されています。
「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々が
アクセスできて使えるようにすることです」。
この「情報を整理」し、「アクセスできて使えるようにする」ためのツールの一つが、
同社が提供している検索エンジンと言えます。
「情報」とは、広義では世界中のあらゆる情報のことですが、狭義に「Webサイト」と
呼ぶこともできると思います。
そして、このWebサイトの情報を「整理」した結果が「検索結果」となっているわけです。
SEOの本質は、訪問者に有益な情報を提供すること
共同創設者のラリー ペイジは言います。
「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、
ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである」。
Googleの検索エンジンは、ラリー ペイジの言う理想に近づくために、絶えず進化を続けていますが、
上記の理想の中に、SEOについての重要な本質が表記されています。
それは、「ユーザーのニーズ」という言葉です。サイト制作者が常に立ち返るべき、
最も重要な基本原則、それは「訪問者にとって有益な情報を提供できているか」という点です。
以下の4つの項目について考えてみてください。いくつ当てはまるものがあるでしょうか?
■どれだけ希少価値があるか(希少性):
私のサイトは、掲載情報の希少性が高く、同様の情報を提供しているサイトは他にない
■どれだけ必要とされているか(必要性):
私のサイトは、多くの人に必要とされる情報を掲載している
■どれくらい頻繁に更新しているか(更新頻度):
私のサイトは、定期的に更新を行っており、常に新しい情報を掲載している
■どれだけ多くの情報を掲載しているか(情報量):
私のサイトは、多くの情報を掲載している
希少性、必要性、更新頻度、情報量。これら4つの項目について、YESと言えるのであれば、
より多くのユーザーの、より多くのニーズに一致することができるはずです。
そして、その結果として、Googleは検索結果において、あなたのサイトを、
より上位に表示してくれるようになるに違いありません。
逆に言えば、あなたのサイトが、他のサイトでも入手できる情報を掲載し、必要としている人も少なく、
更新頻度も少なく、情報量もほとんどなければ、Googleは全力を尽くして、そのようなサイトを
検索結果から除外しようとするでしょう。
もし、そのようなサイトが上位表示されているとすれば、それは一時的にGoogleの裏をかいて、
上位表示できているに過ぎず、遅かれ早かれ、検索結果からは除外されてしまうでしょう。
SmartSoHoから記事抜粋しました。
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