『日本ネーミング大賞』初音ミクが大賞

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太田光代氏が賛辞「世界に名前を根付かせた」

2023年12月2日に発表された「日本ネーミング大賞2023」の大賞は、
バーチャルシンガー「初音ミク」に決定しました。

審査委員会は、初音ミクが「世界中の人々に愛され、音楽文化に
大きな影響を与えた、日本を代表するネーミング」と評価しました。

初音ミクは、2007年にクリプトン・フューチャー・メディアから
発売されたボーカロイドソフトウェアです。

歌詞とメロディーを入力するだけで、誰でも簡単に歌を歌わせることができることから、
世界中のクリエイターから支持を集め、ボーカロイド文化の隆盛を牽引しました。

初音ミクのネーミングは、クリプトン・フューチャー・メディアの社員である
佐々木渉氏が考案しました。

佐々木氏は、初音ミクの開発コンセプトである「誰でも歌える、誰でも作れる」を
表現する言葉を探し求め、古事記や日本神話に登場する「初音」という語に着目しました。

初音は、天照大神の声の化身であり、万物の創造者である「アマテラス」の別名でもあります。

佐々木氏は、初音ミクもまた、誰かの創造意欲を呼び起こし、
新しい音楽文化を生み出す存在になるだろうと考え、このネーミングを採用しました。

初音ミクは、2023年現在もなお、世界中の音楽ファンから愛され続けています。

そのネーミングは、日本を代表するネーミングとして、今後も長く語り継がれていくことでしょう。

なお、日本ネーミング大賞は、ネーミングの重要性を広く社会に発信し、
ネーミングの質と価値の向上を図り、生活文化を豊かにし、産業の進展に寄与することを目的とした賞です。

2023年は、一般部門、企業部門、団体部門の3部門で募集が行われ、5,122点の応募がありました。

「日本ネーミング大賞2023」【最優秀賞(大賞)】「初音ミク」

【優秀賞】
「いまかの」(食品・飲料・アルコール・菓子・調味料・サプリ・アイス・スイーツ)
「リップモンスター」(化粧品・トイレタリー・医薬品・日用品・雑貨・アパレル)
「キオクシア」(家電・ゲーム・自動車・情報サービス・アプリ・旅行・交通・物流)
「みらいえらぼ」(店舗・不動産・商業施設・屋号・社名)
「初音ミク」(その他)

【ルーキー部門 最優秀賞】
「chocoZAP」
「完全メシ」

【地域ソウルブランド部門 最優秀賞】
「博多あまおう」
「棒ラーメン」
「万能ねぎ」
「めんべい」
「アラフォー傾子」

【審査委員特別賞】
「プチプチ」
「レンタルなんもしない人」

【レジェンド賞】
「青春18きっぷ」
「地球の歩き方」
「チーかま」
「タイガー魔法瓶」
「ごはんですよ」

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