未利用魚介プロジェクト「廃棄されていた魚介類を有効利用」
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未利用魚介プロジェクトとは、函館の中小企業4社と現役の漁師が立ち上げた、
函館近海で水揚げされた未利用魚介類を加工して販売する取り組みです。
未利用魚とは、漁獲量が少ない、魚種としての知名度が低い、
形が悪かったり傷がついていたり等の理由から、
新鮮でおいしいにも関わらず価値が付かない魚のことです。
日本では年間約100万トンの未利用魚が水揚げされており、
そのうち約7割が廃棄されています。
未利用魚介プロジェクトでは、原料の安定供給、製造、出荷を求めるメーカー側の
リスクを逆手にとり、どんな魚がいつ水揚げされても迅速かつ臨機応変に対応できるよう、
商品ラベルを「未利用魚介プロジェクト」に統一しました。
また、常温保存できる商品に加工することで、流通コストを抑え、
消費者に手頃な価格で届けることを実現しています。
プロジェクトは2023年7月にスタートし、
これまでにメバル、タナゴ、サバ、カレイ、イワシなどの未利用魚を
使った加工品が販売されています。
また、プロジェクトの取り組みは、地元のテレビや新聞などで取り上げられ、
注目を集めています。
未利用魚介プロジェクトは、フードロスの削減、水産業の持続可能性の確保、
地域経済の活性化に貢献する取り組みとして期待されています。
具体的な取り組みとしては、以下のようなことが挙げられます。
漁師と加工業者が連携して、未利用魚の新たな価値を創造する
未利用魚を使った加工品の開発・販売を通じて、消費者に未利用魚の魅力を伝える
未利用魚の活用に関する啓発活動を行う
未利用魚介プロジェクトは、日本だけでなく世界各地で取り組まれている
課題であるフードロスの削減に貢献する可能性を秘めた取り組みです。
今後もさらなる発展が期待されています。