自民党・派閥“パーティー券問題”うけ…総裁直属「政治刷新本部」立ち上げへ 岸田首相が表明
自民党・パーティー券問題は、金銭の問題、外国人によるパーティー券購入がある
報道を見ていると金銭ばかりが議論されているが外国人に販売している事が
議論されていない、こちらの方が問題だと考える、国益を損ねているのでは
岸田首相及び政府はこの問題を議論し内容を公にして欲しい。
自民党の派閥のパーティー券問題を受け、岸田首相は、来週、総裁直属の新たな組織
「政治刷新本部」を立ち上げ、今月中に中間とりまとめを行う考えを表明しました。
岸田首相「政策集団(派閥)が本来の目的から外れて、金ですとかポストを求める場に
なっていたのではないか。
こういった国民の疑念があること、このことは深刻に受け止めなければならない」
岸田首相は会見で「疑念を持たれる事態を招き心からおわび申し上げる」と陳謝した上で
、「信頼を回復すべく自民党の体質を刷新する取り組みを進める」と述べました。
その上で、政治資金の透明性の拡大や派閥のあり方に関するルールを検討するため、
来週、党内に総裁直属の「政治刷新本部」を立ち上げると表明しました。
本部には若手議員や外部の有識者も参加し、今月中に中間とりまとめを行います。
岸田首相は政治資金の透明化に向けた具体例として、派閥のパーティーの収支について
「党が監査を行うこと」やパーティー券の支払いを「現金から原則、銀行振り込みにする」
ことなどを挙げました。
その上で、政治資金規正法の改正について国会で各党と議論し、
結論を得なければならないと強調しました。
自民党の派閥のパーティー券問題は岸田政権を直撃しています。岸田総理大臣は
どう政権運営にあたるのか。江口記者のリポートです。
政治とカネの問題で、逆風が吹き荒れた12月。自民党内に「総辞職するのでは」と
いった声があることに岸田総理は、こう答えました。
岸田総理
「今はそうした先のことを考えている、そういった余裕はないと」
総理自身は周辺に「自分が辞めて何か解決するのか。
辞めて解決するならいつでも辞めてやる」と
話すなど、まずは政治不信の払拭に全力をあげる考えです。
岸田総理
「政治において結果を出すためにも、国民の信頼、そして政治の安定、
これが何よりも重要だと」
政治とカネの問題にどう向き合うかは当面の最大の課題です。
ある閣僚経験者が「まずは岸田派を解散しないと何も始まらない」と
述べるなど、党内には「派閥解消」にまで踏み込むべきとの意見もあり、
総理の判断が注目されています。
また、1月に始まる通常国会では野党の厳しい追及を
受けるのは避けられません。
立憲民主党・泉代表
「自民党政権の延命を許さない。裏金政権の延命を許さない。
派閥政治の延命を許さない」
ある立憲幹部は「通常国会は『パー券国会』になる。
すでに岸田政権は崖っぷちだがさらに追い込む」と意気込んでいます。
今年は、衆議院解散・総選挙のタイミングをうかがいつつ、9月の
自民党総裁選挙で再選を果たすことが最大の政治目標になるはずでした。
ただ、政治とカネの問題は大きな「足かせ」になっています。
政権発足以来、最も厳しい目が向けられている岸田総理。
総理として迎える3度目の年明けは困難な1年の幕開けになります。