裏金事件の「脱税」疑念 国税「調査すべきだ」93% 世論調査

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自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、
脱税の可能性が指摘されている。


毎日新聞は17、18の両日、全国世論調査を実施し、
問題のあった自民党議員を国税当局が調査すべきだと思うか尋ねたところ、
「調査すべきだ」が93%を占め、「調査する必要はない」(3%)を大きく上回った。
「わからない」は4%だった。

 

自民党による党所属国会議員らを対象としたアンケート調査では、
2018~22年にパーティー券収入のキックバック(還流)や中抜きに
関する政治資金収支報告書への不記載や誤記載があったのは85人で、
総額は計5億7949万円に上った。


政治団体が寄付やパーティーで集めた政治資金は原則、非課税だが、
不記載分に関し、野党などは議員個人の「雑所得」とみなして
所得税法上の課税対象とすべきだと主張している。

調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、
固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯453件、
固定571件の有効回答を得た。

固定については、能登半島地震で大きな被害が出ている
石川県の一部地域を調査対象から外した。【野原大輔】

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